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近藤産興とは?ジェット機貸出の真相からレンタル料金・塗装部門・名古屋CMまで徹底解説

長谷川 冬真 長谷川 冬真 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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「何んでも貸します、近藤産興」という印象的なCMソングで知られる近藤産興。愛知県名古屋市南区に本社を置く総合レンタル企業で、建設現場の資材からイベント用品、介護用品、仮装衣装まで幅広い商品を取り扱っています。加えて、創業時の塗装業を現在も継続し、機械設備の整備や産業廃棄物処理なども手がけています。

なかでも注目を集めるのが、アメリカン航空へのジェット旅客機の貸し出しです。CMのキャッチコピーは単なる誇張ではなく、航空機をめぐる実際の事業エピソードとも結びついています。2026年には代表取締役社長の交代も公表され、創業から続く事業を次の世代へ引き継ぐ動きも見られます。

【会社概要】近藤産興は名古屋市南区に本社を置く総合レンタル企業

近藤産興

近藤産興株式会社は、愛知県名古屋市南区浜田町一丁目10番地に本社を置く企業です。公式サイトの会社概要によると、創業は1947年11月、法人としての設立は1964年9月、資本金は1億円。レンタル・リースを中心に、建設、イベント、介護、工事、機械整備など複数の事業を展開しています。

同社の特徴は、単に商品を貸し出すだけでなく、用途に応じた機材の手配やイベント会場の設営、工事、メンテナンスまで幅広く対応していることです。利用者が必要な物を必要な期間だけ確保できる仕組みを、法人向けから生活関連の用途まで提供しています。

愛知県を中心に、岐阜県、三重県、静岡県など東海エリアで事業を展開。会社概要や事業紹介では、イベントの企画から設営・撤去までのサービスや、建設現場向けの仮設機材レンタルなどが案内されています。

2026年5月には、公式サイトで代表取締役社長の交代と新体制の発足が告知されました。同年7月公開の経済誌「時局」のインタビューでは、近藤総一郎氏が三代目社長として紹介されています。長い歴史を持つ企業にとって、既存事業の継続と次世代への承継が現在の重要なテーマになっています。

【レンタル商品】建設資材から介護用品まで、実際に何を借りられる?

近藤産興のレンタル商品は、建設現場で使う専門機材から、催し物や家庭生活に関わる用品まで多岐にわたります。公式サイトでは、商品カテゴリーごとに情報やカタログが案内されており、用途に応じて必要な商品を探せる仕組みです。

建設資材・機材のレンタル

建設リース事業では、仮設資材や建設機械器具をはじめ、現場で必要になる機材や事務備品などを取り扱っています。工事の規模や工期に合わせて機材を確保したい建設会社や事業者にとって、購入費用や保管スペースを抑えやすい選択肢です。

建設資材の手配では、単価だけでなく、必要な数量、使用期間、搬入先、運搬方法、返却条件などが総費用を左右します。特殊な機材や大量の資材を利用する場合は、商品の在庫と配送条件を含めて確認することが大切です。

イベント用品・仮装衣装・アトラクション

イベント関連では、会場設営機材、仮装衣装、着ぐるみ、生活関連用品などを取り扱っています。地域のお祭り、学校行事、企業イベント、パーティーなど、必要な物が開催期間に限られる用途と相性のよいサービスです。

また、イベント用品のレンタルだけでなく、企画から設営、撤去までを含む総合サービスも事業内容に掲げています。複数の商品を別々の業者から調達する手間を減らしたい場合は、必要な物品と会場作業をまとめて相談する方法が考えられます。

介護用品・福祉用具のレンタル

近藤産興は1986年8月に在宅介護用品のレンタル事業を開始しました。公式沿革には、1996年2月に福祉用具レンタルサービスでシルバーマークの認定事業者になった記録もあります。

介護用品のレンタルは、利用者の身体状況や生活環境に合わせて用具を選び、必要な期間に応じて利用する仕組みです。購入前に必要性を見極めたい場合や、介護環境の変化に合わせて用具を見直したい場合に検討できます。

ただし、介護保険を利用できるかどうかは、対象となる用具、利用者の認定状況、制度上の条件などによって異なります。希望する商品が保険給付の対象になるか、自己負担額はいくらかを事前に確認しましょう。

「ふわふわラッコ」などのイベント向け商品

近藤産興を検索すると、CM関連の映像や動画で知られる「ふわふわラッコ」という名称も見つかります。イベントや催し物の世界では、子どもが遊べる大型遊具など、普段は購入せず、開催日に合わせて用意したい商品がレンタルの対象になります。

こうした商品は、一般的な備品と違い、設置場所の広さ、安全確保、搬入経路、設営・撤去の可否などが利用条件に直結します。名称や映像の印象だけで判断せず、現在の取扱状況、寸法、利用条件、費用を問い合わせて確認するのが確実です。

【レンタル料金・費用】価格はどう決まる?安く利用するための確認事項

近藤産興のレンタル料金は、商品カテゴリーや利用条件によって異なります。公式サイトには商品カタログが用意されていますが、同社は原材料費や仕入れ価格の変動に伴いレンタル料などを見直していると案内しています。掲載された情報と実際の料金が一致しない場合もあるため、最新価格の確認が必要です。

そのため、会社全体に共通する一律の料金表だけで費用を判断するのではなく、借りたい商品の種類と数量、期間、配送・設営の有無を明らかにしたうえで見積もりを取ることが重要です。

レンタル料金を左右する主な要素
  • 商品・機材の種類:一般備品、特殊なイベント用品、建設機材、介護用品では料金体系が異なる場合があります。
  • 利用期間:短期間の利用か、数週間・数か月にわたる利用かによって費用が変わる可能性があります。
  • 数量:大量に手配する場合は、必要数量と在庫の確保を含めた見積もりが必要です。
  • 運搬・設営・撤去:商品代とは別に、配送や搬入、会場設営、回収などの費用がかかる場合があります。
  • 返却条件:清掃、破損、紛失、返却遅延などの取り扱いも、契約前に確認しておきたい項目です。
費用を抑えるための実践的な方法

最初に、必要な商品と数量をリスト化し、利用開始日と返却日を具体的に決めましょう。イベントであれば会場の搬入・撤去時間、建設現場であれば工期と使用場所、介護用品であれば利用者の状態や必要な用具を整理しておくと、見積もりの条件をそろえやすくなります。

続いて、商品代だけでなく、配送・設営・撤去などを含めた総額で比較します。購入した場合の費用だけでなく、保管場所やメンテナンスの負担も考慮すると、レンタルの費用対効果を判断しやすくなります。

なお、公式サイトのカタログには、印刷物などに改定前の料金が記載されている場合がある旨の注意書きがあります。古いカタログや第三者サイトの掲載価格だけで予算を確定せず、注文前に最新の見積もりを取得してください。

【ジェット機貸出の経緯】アメリカン航空への旅客機リースは本当だった?

近藤産興の話題で特に目を引くのが、アメリカン航空にジェット旅客機を貸し出したというエピソードです。「ジェット機から茶碗まで」というキャッチコピーは、単に取り扱い商品の幅広さを強調するだけでなく、実際に航空機を扱った事業の歴史とも結びついています。

この実績については、2021年2月に公開されたCBCラジオ「RadiChubu」の番組記事で、近藤産興の当時の常務取締役が説明しています。記事によると、同社は過去にアメリカン航空へジェット機を貸し出した経験があり、リース期間終了後に機体を売却した際、為替の影響で想定外の損失が生じたといいます。

購入額や貸出期間には資料による違いがある

旅客機の貸出については、1970年代半ばにマクドネル・ダグラスから航空機を約27億円で購入し、アメリカン航空に貸し出したという紹介が広く流通しています。一方、貸出期間については、18年間とする記述がある一方、RadiChubuの記事で紹介された会社幹部の説明では10年間とされています。

このように期間の説明には差があり、公開されている会社公式の沿革にも、機体の型式や契約の詳細、購入金額は掲載されていません。したがって、航空機貸出の実績と、購入額・貸出期間などの個別条件は分けて理解する必要があります。

なぜ旅客機のリースが損失につながったのか

RadiChubuの記事では、リース終了後に機体を売却した際、為替の影響で損失が発生したことが紹介されています。これは、海外企業との大型取引では、契約そのものが成立していても、為替レートの変動が最終的な採算を左右することを示す事例です。

海外で資産を運用したり、外貨建ての取引を行ったりする場合、契約時点で想定した収支と、実際に売却・決済する時点の収支が一致するとは限りません。航空機のように購入金額が大きい資産では、為替変動による影響も大きくなります。

つまり、このエピソードの核心は「珍しい物を貸した」という話だけではありません。総合レンタル企業が大型資産を扱う際には、貸出先や契約期間に加え、売却時の価格や為替リスクまで考慮する必要があるという、事業上の教訓も含まれています。

【沿革と塗装部門】なぜレンタル会社が工事や機械整備も手がけるのか

近藤産興の事業を理解するうえで欠かせないのが、創業時の塗装業です。公式沿革によると、同社の前身は1947年11月に創業した個人営業の「近藤塗装店」。塗装業から出発し、工事に必要な資材の貸し出しなどをきっかけに事業領域を広げていきました。

2021年のRadiChubuの記事でも、当時の会社幹部が、塗装の際に使用する丸太を貸し出した経験がレンタル事業につながった経緯を語っています。工事を行う現場で必要とされる物を、自社の業務を通じて把握していたことが、事業拡大の足がかりになったと考えられます。

近藤産興の主な沿革
時期 出来事 事業上の意味
1947年11月 個人営業「近藤塗装店」として創業 塗装業が事業の出発点となる
1964年9月 近藤塗装株式会社を設立 法人化し、事業を組織的に展開
1967年5月 社名変更 レンタル・リースを含む事業展開を拡大
1971年6月 産業廃棄物処理部門を新設 廃棄物処理分野へ事業を広げる
1980年12月 イベント部門を分割し、イベント・リース部を設置 イベント用品の取り扱いを専門化
1986年8月 在宅介護用品のレンタル事業を開始 福祉・介護分野へ進出
1999年10月 自社ホームページを開設し、インターネット予約システムを導入 レンタル商品の検索・手配をデジタル化
2005年 愛・地球博に向けたプロジェクトチームを編成 大規模イベントへの対応力を発揮
2014年10月 資本金を1億円に増資 事業基盤を拡充
2026年5月 代表取締役社長の交代と新体制を公表 経営体制の世代交代を進める

この年表から分かるのは、近藤産興がレンタルだけに特化して成長した会社ではないという点です。建設現場で培った知識を基礎に、イベント、介護、廃棄物処理など、顧客や社会の需要に応じて事業を増やしてきました。

現在も続く塗装・防水・建築営繕工事

公式サイトのプロダクト事業紹介では、工場やビルの外壁塗装、機械設備の塗装、建築営繕工事、住宅リフォーム、機械設備の整備・製作・補修などが案内されています。創業時の塗装技術を、現在の工事・メンテナンス事業に引き継いでいる形です。

また、産業廃棄物処理事業は1971年に部門が設けられ、翌1972年には関係する許可を取得して営業を開始したと公式沿革に記録されています。レンタル商品の再利用や修繕、廃棄物処理を組み合わせる事業構造は、資源を有効活用するという観点からも特徴的です。

レンタルは、商品を貸し出して終わる事業ではありません。安全に使える状態を維持し、返却された商品を点検・整備し、必要に応じて修理する工程が欠かせません。近藤産興が工事・機械整備の技術を持ち続けていることは、レンタル事業を支える基盤としても捉えられます。

【CM・YouTube・評判】「何んでも貸します」が長く記憶に残る理由

近藤産興の知名度を支えてきたのが、東海地方で長く放送されてきたテレビCMです。「何んでも貸します、近藤産興」という歌は、会社名とサービス内容を短いフレーズで結びつける構成になっています。CMを通じて会社名を覚えた人にとって、同社は単なるレンタル会社ではなく、地域のテレビ文化と結びついた存在でもあります。

CMソングはどのように生まれた?

2021年のRadiChubuの記事では、当時の会社幹部がCMソング誕生の経緯を説明しています。記事によると、CM制作を広告代理店の電通に依頼した際、歌を作る提案があり、担当者が鼻歌交じりに歌ったフレーズを社長が採用したといいます。

同記事では、当時すでに30年以上にわたって親しまれてきたCMとして紹介されており、会社側も、長年続いてきた映像の雰囲気をあえて大きく変えずに残す考えを語っています。広告を定期的に刷新するのではなく、繰り返し流すことで認知度を積み上げてきた点が特徴です。

2025年9月には、近藤産興が公式YouTube、Instagram、TikTokのアカウント開設を発表しました。従来のテレビCMに加えて、SNSを通じて企業活動を発信する体制も整えています。過去のCM映像や「ふわふわラッコ」に関する動画を探す場合も、動画の投稿元や公開時期を確認すると、公式発信と第三者による紹介を区別しやすくなります。

近藤産興の評判は良い?利用者が確認すべきポイント

近藤産興の評判を考える際は、CMの知名度と、実際にサービスを利用したときの満足度を分けて見る必要があります。長く親しまれてきたCMや幅広い商品カテゴリーは同社の特徴ですが、それだけで、すべての商品の価格や対応品質が一律に高いと判断することはできません。

企業の公式サイトや事業紹介からは、建設資材、イベント用品、介護用品など複数の分野でサービスを提供していることが分かります。一方、個々の利用者の評価については、商品カテゴリーや取引条件ごとに確認する必要があります。会社全体の満足度を一つの数字で判断するよりも、自分が利用したいサービスに関する情報を集める方が実用的です。

実際に利用する際は、次の点を確認すると判断しやすくなります。

  • 料金の透明性:レンタル料、配送費、設営費、撤去費などを含めた総額が明確か。
  • 商品・在庫の条件:必要な商品が希望日に利用でき、数量や仕様も合っているか。
  • 対応範囲:配送、設営、点検、メンテナンスなど、必要なサービスまで依頼できるか。
  • 契約条件:返却期限、延長料金、破損時の負担などが事前に説明されているか。
  • 利用目的との相性:短期間の利用に適しているか、継続利用や大規模な手配にも対応できるか。

幅広い商品をまとめて手配したい企業や、イベントの準備・撤去まで相談したい主催者、必要な期間に限って機材を確保したい事業者にとっては、総合レンタル企業の強みが生きる可能性があります。反対に、料金だけを比較して最安の業者を選びたい場合や、特殊な商品の仕様が決まっている場合は、複数社から条件をそろえて見積もりを取るとよいでしょう。

【近藤産興】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:近藤産興はどこの会社ですか? A1:愛知県名古屋市南区浜田町一丁目10番地に本社を置く総合レンタル企業です。1947年11月に塗装店として創業し、建設資材、イベント用品、介護用品などのレンタルに加え、塗装工事や機械整備、産業廃棄物処理なども手がけています。

Q2:近藤産興は本当にジェット機をアメリカン航空に貸していたのですか? A2:はい。2021年のCBCラジオ「RadiChubu」の記事では、当時の会社幹部がアメリカン航空へのジェット機貸出の実績を語っています。ただし、貸出期間については10年間とする説明と18年間とする記述があり、資料によって違いがあります。購入額や契約の詳細についても、個別に区別して理解する必要があります。

Q3:近藤産興のレンタル料金はいくらですか? A3:料金は商品、数量、利用期間、配送や設営の有無などによって異なります。公式サイトには商品カタログがありますが、価格改定前の情報が残っている場合もあるため、最新の料金を確認したうえで見積もりを依頼するのが確実です。

Q4:近藤産興は現在も塗装業を続けていますか? A4:はい。公式サイトの事業紹介では、塗装・防水工事、建築営繕工事、住宅リフォーム、機械設備の整備・製作・補修などを案内しています。塗装店としての創業時に培った技術が、現在のプロダクト事業に引き継がれています。

Q5:「ふわふわラッコ」やCM動画はどこで見られますか? A5:近藤産興の公式サイトにはCM紹介ページがあり、同社は2025年9月に公式YouTubeなどのSNSアカウント開設も発表しています。過去のCMや「ふわふわラッコ」に関する動画を探す際は、公式アカウントかどうか、動画の公開時期や内容を確認するとよいでしょう。

近藤産興は、1947年に塗装店として始まり、建設現場で必要とされる資材の貸し出しを足がかりに、総合レンタル企業へと発展してきました。現在は、建設資材、イベント用品、介護用品のレンタルを中心に、塗装工事、機械整備、産業廃棄物処理などにも事業を広げています。

アメリカン航空へのジェット機貸出は、同社の事業の幅広さを象徴するエピソードです。ただし、購入額や貸出期間などの詳細には資料間の違いがあるため、貸出実績と個々の契約条件を分けて捉えることが大切です。

また、東海地方で長く親しまれてきたCMソングは、企業名とサービス内容を結びつける強力な広告資産になっています。一方で、実際にレンタルを利用する場合は、知名度だけで判断せず、商品、料金、在庫、配送、返却条件を確認する必要があります。

2026年の新体制発足を経て、近藤産興が今後も事業を継続していくうえでは、長年培ってきたレンタル・工事の技術を維持しながら、デジタルでの情報発信や利用者のニーズにどう対応していくかが注目点です。「何んでも貸します」という看板の奥には、物を貸すだけではなく、整備し、再利用し、必要な場所へ届ける仕組みが存在しています。それこそが、近藤産興の事業を理解するうえで押さえておきたい本質です。

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長谷川 冬真

全国の観光地を9年取材。営業時間や料金は施設公式サイト、アクセスは交通事業者の時刻表で裏取りし、撮影日を明記して紹介します。

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